K U M A M O T O P R E F E C T U R A L T H E A T E R 熊本県出身。国立音楽大学卒業、東京学芸大学大学院修士課程修了。鎌田直純氏に師事。第 13 回九州音 楽コンクール一般クラス金賞、第33 回飯塚新人音楽コンクール入選、第44 回フランス音楽コンクール第 2位、第 19 回日仏声楽コンクール入選。現在、東京二期会、日本フォーレ協会、各会員。東京学芸大学、 三幸学園、各非常勤講師。洗足学園音楽大学準演奏補助要員。 熊本県出身。京都市立芸術大学音楽学部音楽学科管・打楽専攻卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程 器楽専攻修了。クラリネットを田尻洋一、髙野栄次、藤井一男、高橋知己の各氏に師事。現在、熊本県 立劇場協力アーティスト、Cheers Trio メンバー、熊本交響楽団団員、その他クラリネット教室を主宰 する等、後進の指導にも力を入れている。 私は大学院を修了してすぐに熊本に帰り、地元で音楽に貢献したいと思っていました。しかし どういう形で音楽活動をしていこうか…と考えていたある日のことです。新聞に、アウトリーチ 事業の紹介とそのオーディションがある旨が掲載されていました。こんな夢のような事業(演奏 家にとっても子ども達にとっても!)があるのかと記事を読んで感動し、「これぞ私の求めていた もの!」と迷わず応募しました。 実際に子ども達の前で演奏をすると、彼らの素直な反応やこちらを見つめるキラキラと輝く瞳 に、自分の心の方が洗われるようでした。アウトリーチの良さは、少人数で、近い距離でコミュニ ケーションできること、そして生でしか感じられない息遣いや音を体感できることだと思います。 私はこのアウトリーチにとてもやりがいを感じていますし大好きなので、これからもたくさん の子ども達のもとへ音楽をお届けに行きたいです。 皆さん、「メゾソプラノ」という声種をご存じでしょうか。私はメゾソプラノ歌手として、日々 演奏活動を行なっている歌手の1人です。今回、熊本県立劇場のアウトリーチ事業に応募したきっ かけは、「メゾソプラノ」の魅力を伝えたいと強く思ったからです。そして、人は皆「声」とい う楽器を持っています。この「声」という楽器を、子ども達自身が自ら愛し、大切に育ててほし いという気持ちを胸に、アウトリーチ事業に参加しています。実際にアウトリーチを行なってい く上で、子ども達の素直な反応は、とても刺激的で驚くことばかりです。日々の公演やコンサー トで感じる距離感とは異なる生の反応は、アウトリーチの魅力の1つではないかと感じています。 演奏だけでは伝えきれない課題やもどかしさを私自身痛感していますが、熊本県立劇場の皆さん のサポートやご助言の数々によって、次は違う視点から伝えてみよう、教室の外から歌い始めて みたらどうなるだろう等、悩みが絶えず胸がときめき続いています!このときめきを、私だけの メゾソプラノの声を通じて、表現し続けたいと強く思っています。子ども達との時間を設けてく ださる熊本県立劇場の皆さんに、心より感謝申し上げます。 福岡大学及び平成音楽大学卒業。その後文化庁派遣海外研修生として英国王立音楽院修士課程修了。深 澤功、ダンカン・マクティア、グレイアム・ミッチェル各氏に師事。イーリングフェスティバルオブミュー ジック(ロンドン)、宮日音楽コンクールグランプリ等受賞。Cheers Trio、Bottom line strings メンバー としても活動中。現在、長崎OMURA室内合奏団団員、平成音楽大学非常勤講師。 私にとってのアウトリーチとは『私が大好きな音楽・コントラバスを好きになってほしい』 ということです。 大好きな楽曲の魅力がどこにあるのか、私はコントラバスの何が大好きなのか。そして、 その魅力を聴いている人たちに分かりやすく伝えるにはどの様にしたらよいか、考えます。 特に子供たちに音楽を届ける活動は大好きです。クラス単位だと普段のホールでの演奏と は違い、子供たち一人一人と目を合わせ、会話することができます。音楽にできることは 限られているのかもしれません。それでも大好きな音楽の力を信じています。 僕ら演奏家や熊本県立劇場スタッフみんなの想いを乗せたアウトリーチが、子供たちに 元気や勇気を与え、傷ついた心の慰めになったら、といつも思っています。 コントラバスを担いで、大好きな音楽で子供たちと触れ合える日を楽しみにしています。 亀子政孝 コントラバス 岡村彬子 メゾソプラノ 春日香南 クラリネット 近年ご協力 頂いている アーティス ト
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