熊本県立劇場では、平成16(2004)年度から独自の施策として、市町村と共催し小学校や福祉施設などへ演奏家を派遣する「演奏家派遣アウトリーチ事業」を実施しています。
令和7(2025)年度の共催市町村の募集を下記のとおり行います。
趣旨
地域のクラシック音楽における創造的で文化的な芸術活動のための環境づくりに寄与します。
事業内容
「生の音を、身近な場所で」をキーワードに、演奏家(アーティスト)が学校の音楽室や福祉施設などを訪れて演奏を行います。この事業は、単に演奏だけではなく、トークを交え、リラックスした雰囲気で音楽を楽しめるよう工夫されています。
詳細については、「熊本県立劇場演奏家派遣アウトリーチ事業のご案内」をご一読ください。
派遣する演奏家
県及び九州在住、又は県出身でアウトリーチの手法を学んだ若手演奏家を派遣します。
これらの演奏家と県立劇場スタッフを1組とし、開催地に派遣します。
登録アーティスト | 木原朱音(トランペット)、髙木佳央理(ソプラノ)、中野絢寧(クラリネット) |
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協力アーティスト | 池澤真子(ソプラノ)、岡村彬子(メゾ・ソプラノ)、小路永和奈(箏)、若木麻有(オーボエ)、緒方愛子(ヴァイオリン)、亀子政孝(コントラバス)、春日香南(クラリネット)、西口新一郎、村田貴洋、山崎明(サクソフォン)、山本亜矢子(ピアノ)ほか
※ 箏奏者、ピアニスト以外はピアノ伴奏者も派遣します。 |
実施主体
開催は、開催市町村と公益財団法人熊本県立劇場との共催といたしますが、アウトリーチ先との連絡・調整は、開催市町村が主体となって行います。
事業説明会
アウトリーチ事業全体スケジュールの確認や事業内容等について、年度初めに説明会を行います。日程につきましては、後日連絡いたします。開催地の担当者は必ずご参加ください。
現地下見
当事業の趣旨を、アウトリーチ先の先生や関係者の方々にご理解いただくため、事前に演奏家と県立劇場スタッフによる開催地への現地下見を行います。
開催市町村の負担金について
開催市町村には、演奏家に係る経費(謝金等)の概ね50%をご負担いただきます。
アウトリーチ 2コマ 60,000 円
1 コマ追加につき +30,000 円
(原則、1 市町村2 コマ以上14 コマ以内)
なおこの負担金以外に、学校や福祉施設のピアノ調律料が必要です。
参加人数について
学校に派遣する場合は、1 コマにつき40人以内を対象に行っています。全学年の参加を希望する場合、低学年(1 ~ 2 年)は別コマでの実施を推奨します。
※演奏家派遣アウトリーチ事業は、ホールや体育館を使って大勢の子どもたちに音楽を聴かせ る「学校鑑賞会」ではなく、普段の生活で使っている教室や集会スペースなどで実施し、演奏家と近い距離で生の音楽を楽しんでもらいます。演奏家たちが音楽の先生となり、子どもたちに直接語りかけることで、子どもたちにクラシック音楽や邦楽の魅力を伝えることを目的としています。学校側にも、その趣旨を理解していただいたうえで取り組んでください。
申込みについて
開催を希望する市町村には、「開催希望調査表」を提出していただきます。詳細はお問合せください。
申込締切
令和6年10月15日(火)必着
問合せ先
演奏家派遣アウトリーチ係
TEL.096-363-2235