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2024年6月29日(土)

共催事業

公開シンポジウム「トロイの英雄エネアス:18世紀後半、イタリアにおける古代への熱狂とオペラ」

熊本大学フィルハーモニーオーケストラ第46回サマーコンサートにおけるピッチンニ作曲《クーマのエネアス》序曲世界復活初演を記念して
(於 熊本県立劇場2024年6月29日14:00開演)

開催日

2024年6月29日(土)

開催時間

11:00~13:00

会場

熊本県立劇場コンサートホール ホワイエ

入場料
(消費税込み)

入場無料

内容

2023年度、熊本大学の教育学部授業(音楽学)の一環で、ニコロ・ピッチンニ作曲喜劇オペラ《クーマのエネアス》(1775)の序曲部分の楽譜校訂を行いました。その楽譜を用いて、熊本大学フィルハーモニーオーケストラの定期演奏会(熊本県立劇場、6月29日)で、当該作品の序曲の世界復活初演を行います。
本シンポジウムはこれを記念し、18世紀、”世界”で最も多くの人に聴かれたナポリ楽派の作曲家ニコロ・ピッチンニ(1728-1800)についての理解を深めるとともに、本作品のテーマとなっているトロイの英雄エネアスの描かれ方を、美術史として(跡見学園女子大学教授、河村英和氏)、そしてオペラ史として(熊本大学准教授、山田高誌)二つの講演で辿り、最後に、この楽譜校訂作業を行った学生グループ(熊本大学教育学部音楽科4年生の3人)による校訂報告を行います。

◇趣旨説明とイントロダクション

山田高誌(熊本大学准教授):「ニコロ・ピッチンニ(1728-1800): マリー=アントワネットから乾隆帝までが聴いた大作曲家」

 

◇基調講演

河村英和(跡見学園女子大学教授):「エネアスを訪ねるグランドツアーと風景美術」

 

◇パネル発表

1.山田高誌
「18世紀オペラにおけるトロイの英雄エネアスの描かれ方の系譜と、喜劇オペラ《クーマのエネアス》(ナポリ、1775)におけるエネアス。そしてそのナポリ初演の実態。」
2.伊藤理恵―岩國美織―村嶋愛海(熊本大学教育学部音楽科4年生グループ)
「ピッチンニ作曲、喜劇オペラ《クーマのエネアス》(1775)序曲楽譜校訂作業報告」

※シンポジウム参加の方は、14:00からの熊大フィル定期演奏会を無料でお聴きいただけます。

その他

主催
熊本大学音楽文化学研究室
共催
公益財団法人熊本県立劇場、熊本大学教育学部、熊本大学フィルハーモニーオーケストラ
後援
日本音楽学会、イタリア学会、イタリア会館・福岡、熊本大学大学院社会文化科学教育部

お問い合わせ

音楽文化学研究室(山田)
yamada@educ.kumamoto-u.ac.jp