ホワイエサロンコンサートVol.9

Ensemble Horizonte　アンサンブル ホリゾンテ

～日独文化プロジェクト「自然についての対話」～

ENSEMBLE HORIZONTE(アンサンブル ホリゾンテ)は、1990年以来、作曲家Jörg-Peter Mittmann（イェルク＝ペーター・ミットマン）のもと、デトモルト（ドイツ）を拠点に、多様な編成（デュオから16人編成まで）で、現代音楽の演奏を中心に活動しているプロフェッショナルアンサンブルです。
私たちアンサンブルは、様々な芸術ジャンルをカバーしながら、伝統や理想というものも、現代音楽を通して美的に音として表現するために、プログラムを何より重要視しています。そして、吟味したプログラムの演奏を通じて、新たな視点を提示することを目指しています。
したがって、私たちのプログラムは 色彩、時間、神話、四大元素（地、水、火、風）といったモチーフ、さらには、画家や詩人の作品、建築、映画、舞踊、演劇などの作品もテーマの中心となって構成されます。このようなチャレンジングを込めた私たちの演奏は、現代音楽の枠にとどまらず、新しい音楽体験を待ち望んでいる幅広い聴衆に語りかけるのです。
私たちアンサンブルは、数多くのゲスト・アーティストや作曲家と共演してきており、また、ドイツの様々な劇場やラジオ局でも演奏してきています。さらに、これまでに、ニューヨーク、テヘラン、ローマ、バクー、ストックホルム、リスボンなど海外でのゲスト演奏も行ってきました。
2012年には、Radio BremenとWergoとの共同で、作曲家Hans Werner Henze（ハンス=ヴェルナー・ヘンツェ）の作品を収録したCD『In lieblicher Bläue』を制作しました。これは世界的な注目を集めました。2014年には、DeutschlandfunkとWergoとの共同で、Jörg-Peter Mittmann（イェルク＝ペーター・ミットマン）の作品を収録したポートレートCD「Kontrapunkte」を制作しました。2020年からは、KunststiftungNRWの支援により、MDGレーベル（Dabringhaus & Grimm）の録音活動にも資金が提供されています。
ENSEMBLE HORIZONTEは現在、ドイツ全土より選ばれたオーケストラ資金提供プログラム、27団体のうちの1団体となっています。